お客様にインタビュワーからお話を聞かせていただきました。こちらでは、その内容をそのまま掲載しております。お客様がどんな不安をかかえ、どんな期待を持ち、どんな結果を得られたのかご参考になさってください。それぞれお読みになりたいタイトルをクリックすると、本文全体が表示されます。
■どのような不安がありましたか?
小学5年生から不登校になってしまって、娘が公立の中学に行くのではなくて、私立の中学受験をしたいと言い出したんですけども、集団塾にも通っていたんですが、そこでもあんまりうまくいかなくて、周りのことを気にしすぎたり、安心して勉強できる環境になかったんですよね。
最初は不安なことばかりで、家庭の中でも父親が不登校で悩んでいて、父親と娘との関係もよくなくて、私自身も娘も不安でした。
■合格して娘さんへのご褒美は何かありましたか?
実は過去問をやっているときからご褒美があって、合格最低点を越えたら大きくないご褒美をあげていました。そうしたら過去問へのモチベーションも上がって、一回一回の過去問に対する姿勢も変わって、最後の方は合格点をとれるようになってきたので、娘はご褒美をすぐにはもらわずに貯めておいて、それで欲しいものを買うっていう感じでしたね。合格してからのご褒美は来月したいと思ってます。これまでに一番大きかったご褒美は、気分転換もかねて一泊ホテルに泊りに行ったことです。
■牧さんの家庭教師を受けられてどんな変化がありましたか?
娘はすごく自信が持てるようになりました。娘は算数があまり得意ではなかったんですけど、先生は苦手意識を改善しようとしてくださっていたと思うんですね。宿題もすぐに取り組まないで何日も置いてあって、教わったことを忘れてしまうってことがあったんですけど、社会とか理科とか暗記の定着はいいのに、私としては忘れてしまうのはもったいないので、解きなおしをさせたいと先生にお願いしたんですけど、娘が解きなおしを嫌がっておりまして、「一回分かったものをどうしてもう一回やらなきゃいけないんだ」みたいな、でも事実として点数に出てきてしまうので相談したところ、解きなおしをするべき問題とそうでない問題があるので、先生が解きなおしをする問題に印をつけてくれて、その問題だけその日のうちか次の日にやるってことに変えたんです。今までは算数に取り組むときには、分からない・難しいって考えが先に出てきていたのが、忘れないうちにやることで解けるっていう気持ちが出てきて、解けるとうれしいっていうことが感じられるようになって、算数の苦手意識がなくなってきたんですね。算数の点数が伸びたことで自信がついてきて、これで行きたい志望校に行きたい!という気持ちが出てきたみたいです。
■お子さんにはこれからどうなっていってほしいですか?
牧先生に教えていただいた小5からの期間の娘の成長がすごかったんですよね。娘の成長とか可能性を実感できたので、中学に行ってからも周りのこととか気にすることなく、自分のやりたい勉強をしてもらって、今はまだ何がやりたいとか娘にはないんですけど、これから将来どういうことをやりたいとか、挑戦する中で見つけていってほしいなって思っています。先生に教えていただき始めた頃に比べると、今は想像もつかないほど成長できたかなって思います。勉強に対する精神的な面だけではなくて、勉強に対する考え方もすごく成長できたなって思えるんですよね。前は受験したいから嫌々じゃないですけど、仕方なく勉強しているって感じだったんですけど、後半は解けることが楽しくなっていって、勉強することが当たり前になって、勉強が嫌じゃなくなっていったって娘が言ってました。それも娘の財産になったんじゃないかって思っています。
■そもそも、どうして家庭教師が必要だと思われたのでしょう?
不登校のこともありましたし、集団の塾で本人が成果を感じられないってことで、なかなか成績が伸びなかったりとか聞いていたので、不登校で受験っていう検索をしていて牧先生のホームページを知ったっていう、なので家庭教師を探そうってしていたんではないんですよね。
■お子さんに学校に行ってもらおうというお気持ちはありましたか?
もちろん最初の頃は学校に行ってほしくて話し合いをしたりしていましたが、娘の場合には体に症状が出ていて、学校に行こうとすると胃が痛くてしゃがみこんでしまったり、ぜんそくがひどくなってしまったり、我慢しているところが体の症状に出てきてしまっていたので、あんまりムリさせるのはどうかな?と私は考えていて、主人の方はどうしても戻ってほしいという気持ちがあったみたいなんですけど、私としては元気になってもらって、娘が希望している中学受験という道を開いてあげたいという気持ちが強かったですね。
■牧さんの印象はいかがでしたか?
ホームページを見て、不登校はデメリットじゃないと書いていらして、私立中学の受験であれば入試の学力だけで合格できるってこと、不登校は受験勉強だけ見ればプラスの部分も多いと、小学校に行っていないのでその分受験勉強にあてることができたりとか、学力をつけて進学をするのであればさほどデメリットはないと、悲観的にならずに進路の大きな方向転換をしたと考えて次の道を明るく進んでいきましょう、と書いてあったのが印象に残ったっていうか、不登校は私たちにとってマイナスのイメージっていうか、どうしたらいいんだろうって悩みだったので、前向きに進んでいけるっていう希望が見えたっていう感じです。
■どうして牧さんにお願いしようと思われたのでしょうか?
ホームページの中で勉強だけじゃなくて、コーチングによって学習指導してくださる、また母親にもコーチングしてくださって、母親にも娘にも中学受験に向かう環境を整えてくださる、というところに魅力を感じて牧先生にお願いすることにしました。
ホームページを見させていただいて、この先生だったらお任せできるんじゃないかってことで、教育相談と体験授業をさせていただいたんですが、娘が集団の塾でなかなか質問もできないタイプなので、1対1で質問をちゃんとできる環境にしてあげるのがいいのかな、と思いました。
娘の方で、集団塾の教え方と牧先生の教え方に違いがあるっていうことを感じていて、塾に行ってると自習をしているような感じで、一回教わったことをもう一回聞いてもなかなか詳しく教えてもらえなかったりしたことがあったんですけど、牧先生は分からないことがあったらとことん教えてくださいますし、前に戻ってでも教えてくださいますので。
あと、娘がどういった方法で解くのが一番いいのかっていうことで何種類か示してくださって、娘がやりやすい方法を選んで解くってことができていたんですね。集団塾の方だと、この問題はこういう解き方だとか固定された考え方がありますので、そういったところのギャップを娘が感じようになって、小学6年生の時に集団塾をやめたいと言い出して、「自分は牧先生の家庭教師だけで受験したい」ということで、私もそれが可能かどうか先生に相談しまして、今までは週1回と集団塾だったのを、塾を辞めて牧先生の回数を週2回にして4教科全部牧先生にフォローしていただくっていう、先生には大変なお願いをしてしまったというところなんですけど引き受けてくださいまして、6月からの半年間は牧先生だけでした、ということになりました。
■牧先生一人に絞ることへの不安はありませんでしたか?
ありませんでしたね。相談した時にも、これから半年間の勉強のスケジュールをこういう風にやっていくっていうのを示していただきましたし、毎日のスケジュールと週間スケジュールで、半年間でここまでの勉強ができますっていうのを示していただけましたので不安はなかったです。
■牧さんにお願いしてどんな不安が解消されましたか?
牧先生は、まずは不安に思っていることを相談してくださいと言ってくださいました。不安なことを一つずつ解決しながら、安心して勉強できる環境を整えていっていただいたなぁと思います。
■牧さんに言われて印象に残っていることは?
集団塾に通っているときに、集団塾の先生から、不登校なので偏差値で学校を選ぶんじゃなくて、不登校になってしまったときのことを考えて、サポートしてくれる学校を選んだ方がいいんじゃないですか?と言われていたんですが、牧先生に相談しましたら、牧先生は「子どもを成長させたかったら、子どもの能力を過小評価してはいけない」「やらせてみたらできることを大人が大変そうだからという意見で回避するのは子供の成長の機会を奪っている」「サポートが手厚いのは良いことに聞こえるけど、それは子どもの逃げ道を初めから用意しているようなもので、子どもが安易に逃げるようになってしまう」とアドバイスしてくださったんです。それを聞いて、私はまた娘が中学でも不登校になってしまったらどうしようとか思ってしまっていたんですけど、娘の頑張りを信じて応援しようと、娘が行きたいと思える学校に行けるようにサポートしてあげようと決心することができた、そんな大きな言葉でした。
娘が公立には行きたくないってことで、どうしても合格させてあげたくて倍率のことを気にしていたんですけど、牧先生は「受かれば何でもいいのか、受かっても落ちても本人が納得できた方がいいのか、という問題です。受かればいいのであれば倍率を考慮に入れてもいいです。でももし、受からなかったときに向こうの方がよかったという気持ちが出るようなら、合格したいと思える方を受けるべきだ」とおっしゃっていただきました。そして娘と話し合って、やっぱり納得して合格したい学校を一日目に受けて、合格でも不合格でも納得できるように行こうと決めました。そこからの娘の頑張りがすごかったんです。この学校に行きたい、1日目で合格を取るんだっていう気持ちを持つことができて、これまで以上に過去問に取り組むようになったり、受験の前日まで過去問やって、分からないところは先生に質問を送って、先生も前日でもお忙しいと思うんですけど、夜に解説動画を撮って送ってくださって、それを見て自信につなげて受験に向かえたんです。
■牧さんでなければできなかったこと(牧さんだからこそできたこと)は何でしょう?
先生は「この子はどうやったら一番伸びるだろうか」とか、「どうやったら勉強を好きになってくれるだろう」ってことをすごく考えて指導くださっていて、例えば、6年生の後半になると記述とか多くなって娘は「手が痛い」とか嫌になってしまったりして、宿題を終えられないこともあったんですけど、先生は宿題専用ノートを作ってくださって、今日の宿題はここまでで、できそうならここまでやってね、とか、ここを注意してやってね、とか、コメントまでいれてくださって、書くのが大変だってことも、お母さんが協力してくださるなら音読でやっていただいてもいいですって。娘が音読で答えて私が解答を見て合っているかどうかっていうのをチェックするって方法でいいですよって。音読すれば口で発生して耳でも聞いて記憶にもいいんですと。すごく臨機応変に対応してくださるんですよね。娘もそれだったら頑張れるってことで理科や社会もすすんでやってくれるようになって。困ったことはすぐに先生に相談できて、先生が良い解決方法を提示してくださって、それがダメならこれにしましょうって、良い方法良い方法を考えてくださって、それで成績がどんどん伸びていったっていう感じです。
模試とかの成績が落ちてしまって私が悩んでいるとすぐにZOOMの打ち合わせをセッティングしてくださったりして、すぐに対応してくださって不安な気持ちを取り除いてくださって、じゃあどうしたら改善できるかを一緒に考えてくださる、そういった面が本当に素晴らしいですよね。集団塾ではこんなきめ細かな指導は絶対に受けられないですし。
あと娘の不安をすべてポジティブに考えられるようにアドバイスしてくださって、娘は牧先生の授業に行くと明るく元気になって帰ってくるんですよね。過去問の点数が取れないって不安があっても、毎年の出題傾向が毎年同じだから回数をこなしていけば大丈夫だよって言ってくれて、自信を与えてくださって。娘も牧先生の言うことだから大丈夫っていう信頼感があって、私が何か言っても「それはどうだろう?」っていうのに、牧先生に言ってもらうと「それなら大丈夫!」っていう感じでしたね。すごく信頼していましたね。
■牧さんにお願いして良かったと思えることは何ですか?
娘と私の気持ちや心の安定を考えて指導してくださったことと、娘が緊張せずに勉強に集中できるように、先生もいろんな生徒さんを指導されてきて経験も豊富ですので、「こういった方法がいいだろう」としてくださっていましたし、勉強だけじゃないってところが大きかったですね。
私も母親コーチングっていうのを受けまして、すごく良かったかなと思います。娘に対して怒ってしまったり、勉強しないとイライラしてしまったりとか、どうしたらいいのかってことは母親コーチングによって解決しました。いい方向に進んだかなって思います。
■牧さんをどんな人におすすめしたいですか?
私は不登校で悩んでいたってこともありますし、昼間の時間に見ていただいていたんですね。不登校だけど頑張って受験したいって思っている人におすすめしたいですね。不登校って家族にもすごく大きな影響を与えてしまいますし、本人が一番つらいと思うんですよね。それをここまで自信を持ってやれる子に育ててくださって本当に感謝してますし、これからも大丈夫っていう風に思えるようになった、私は以前中学に行っても不登校になったらどうしようって思ってたんですけど、中学に行っても大丈夫って思えるようになったのは本当に牧先生のおかげだと思っています。
■コーチングを受ける前に、コーチングに対するイメージってどんなものでしたか?
言葉では知っていましたし、以前から興味があったんですが、本を読んだりしてみてもなかなか実践できなかったし、難しく思えたし、自分が娘にコーチングの手法でアドバイスできたらいいなーって思ってたんですけど、難しくてできなかったんですね。
牧先生の母親コーチングは、コーチングを教えるのではなくて母親がコーチングを受けることによって自分自身の気づかなかった思いだとか、悩みを解決していけるっていうシステムで、牧先生の母親コーチングを受けてみて私自身も、中学受験だとどうしても焦りとか不安から子どもを怒ってしまったりとかあると思うんです。
そういった部分に対して、先生のコーチングを受けることによって、怒ることについて、娘を怒ってしまうっていうのは、怒ることは何か大切なものや自分の価値観と違うことを言われたりしたときに怒ってしまうってことにコーチングを受けて気づくことができたんです。
「子どもを怒っても自分の人格とか親としての立場は壊されないんですよ」とか、「怒っちゃいますよね、少しずつ怒らないようにすればいいんですよ、怒っても自分を責めないでください」ってアドバイスをいただいたりして、少しずつ今週はこういうことで怒らないようにしようとかできたり、「子どもにも自分にも100%を求めない方がいいですよ、完璧を目指さなくてもいいですよ」って言っていただいたり。
「0点スタート」って先生はおっしゃっていて、期待が大きいとどうしても怒ってしまう、なので最初の期待値を0からスタートして、これできないかもしれないって思っておくことで怒らないで済むっていうアドバイスいただいたりとか、あと不登校とか自分自身の過去とか悩みについても、「今幸せかどうかを考えて、過去のことは関係ない」と教えてくださって、今幸せか、これからどうするかに目を向けてくださったところが良かったです。
怒っちゃったりしても過去の悩みに関しても、過去の経験をポジティブに考えるってことを教えてくださって、失敗したことであっても、次からこうしようとか、次はこれをしないようにしようとか、そういう風に少しずつ思えるようになったかなって思います。私も最初からできなかったですけど、6回のコーチングでだんだんとできることが増えていって、私にも娘にもいい影響があったんじゃないかって思います。
■牧さんのコーチングを受けられて、一番大きく変化したことは何ですか?
私は過去に自分自身が子供の頃に悲しい思いをしてきたことがずっと引っかかっていたんですけど、前から持っていた価値観とか考え方とかを変えることができたし、自分で考えているだけでは気づかなかったことに気づくことができました。そして前を向くことができたってことが一番大きかったことだと思います。ずっと過去に囚われていたって思います。
■(娘さんからのご感想をいただきました)
算数がとんでもなく伸びたこと、算数の苦手意識がなくなって勉強が楽しくなったこと、勉強に自信がついたことが良かったです。入試はぜんぜん緊張しなかったです。模試はすごく緊張していたけど、先生のアドバイスで模試も外部に行ったりして緊張しなかったです。ただ今まで教わってきたことや、やってきたことを出して、前日とかは早く入試を受けたい、1日で受かりたいっていう気持ちで挑めて、第一志望の学校に合格できてうれしかった。
(お母さん)実は入試で苦手な問題が出てしまったそうなんですね、最初はとまどっていたんですけど、できる限りのことをしたと、国語と社会はとてつもなくよくできたと、すごく落ち着いて、出てきてからも自分で分析して、算数と理科の難しい問題の時はたぶんみんなもできていないだろうから、合格最低点はいっているだろうとか、すごく落ち着いていて、本当に一年前とは比べ物にならないほど娘の成長を感じました。
私は牧先生に娘をここまで育てていただいて、これからも悩んだりとかあると思いますし、その時にまた牧先生に相談させていただいてもいいですか?ってお聞きしまたら、いつでも相談してくださいって言ってくださってすごく安心していますし、これからも何かあったら相談させていただきたいと思います。
受験が終わってから毎日感動してウルウルしながら過ごしています。本当に合格できてよかったし、娘の成長、私自身も成長できたと思って、それがうれしくて、それに感謝しています。
■合格が分かった時のお気持ちはいかがでしたか?
私はホッとしました。それが一番なんですけど、ここまでくると体調管理しかないなっていうのがあったっていうのと、私がコロナになったら元も子もないというのがあったので、「あーよかった、終わったー」っていう。
本人はすごいうれしかったみたいで、今って当日の5時くらいにスマホで合格が出てくるんですけど、子どもがうれしかったみたいで、それをスクショして「うれしい、うれしい」って言ってたので、良い経験になって良かったなって思いました。
子どもの一緒に合格を見ました。「やったー」っていう。
■ご褒美はありましたか?
特にはなかったです。中学生になったらスマホを買うっていうのはありますけど、中学受験は本人のためなので、ご褒美とかはおかしいなって思ってるので、私はそのことについて話さないですね。
■合格してから一番大きな変化は何ですか?
子どもがダラダラしすぎです。気が抜けたって感じでダラダラしてます。さすがに一週間になので「何かせいや」って思いますね。一応入学までの課題があるみたいなんですけど、うちはマイペース受験だったので、ずっと朝から晩まで勉強ではなかったので、そこまで疲れ果ててないよねって感じですよね。
■具体的に受験がどんな経験になってくれたらいいなって思います?
自分で目標を決めて、今回は中学受験で合格したいって目標があって実ったっていう経験でしたけど、そういう「努力して実る」っていう成功体験は次のモチベーションになると思うので、そこをキチンと感じてほしいなって思います。
そもそも牧さんにお願いする2か月前までは本当に勉強しないし、一応個別の塾に行ってたんですけどぜんぜん成績上がらないし、本人もいまいちやる気でもないし、私としては受験が不合格であっても、やりたいことがあっても努力しなければ叶わないんだって分かってくれたらいいかなっていう心境だったんですけど、逆に(合格に)なってよかったです。努力すれば叶う可能性は高くなるし、努力しなければそうならないっていう経験が大切だと思います。
■家庭教師をつけようと思った理由は何ですか?
もともと息子がのんびりしていて、頭の出来が悪くて、大手の塾だとついていけないので、少人数で見てくれるところしかないかなっていうのがそもそもあって、個別であったり、家庭教師だったりやってきたんですけど、そもそも中学受験は無理かなって思っていたんです。
やろうと思ったのは5年生の終わりくらいです。本人も中学受験するとは言っているものの、そんなに具体的にイメージがわくわけでもないし、言われた宿題をチョロチョロってやっている程度で、ぜんぜん成績も上がらないし、ダメだったらダメでしょうがないかっていう状況でした。本当にあきらめていたので、そういうの(努力しなければ叶わないということ)を分かってくれたらいいなって思っていたところで、共通の知り合いから牧さんを紹介されて、子どものコーチングとか母親のコーチングをやっている人がいるよってことで、ちょっと会ってみようかなってことで。
■牧さんの第一印象はどうでしたか?
最初はZOOMでお会いして「よく笑う方だな」っていう印象でしたね。たぶん私が切実と語ったんだと思います。「息子がぼーとしていて、勉強しなくて」っていう。笑うときにすごい思いっきり笑う方だなーっていう印象です。あとは私が言ったことに対して的確に返してくださるっていう印象がありました。もうそこで家庭教師お願いできるんだったらお願いしますっていうことでしたね。友人からもすごい良い評判を聞いていたので。
■これまでに家庭教師をつけられたことは?
いろいろ家庭教師つけたり、試行錯誤してました。それでも成績上がらないし、結局は本人の意識が変わらない限りはどうしようもないかなって思っていたので、成績が上がるよりも、いい先生に巡り合えて、勉強が楽しくなったり、分からないことが分かるってことが面白いんだっていうことが分かってくれたら、そちらの方に私は重きがありました。
■牧さんとのお子さんの相性はどうでしたか?
良かったと思います。というか牧さんが合わせてくれていたと思います。勉強に対する取り組み方とか姿勢、本人の意識が変わりましたね。ご相談したんですけど、過去問をやったらいまいちの点数だったんですけど、でもなぜかウチの息子はできないくせにポジティブシンキングで「前よりはできるようになったよねー」って感じだったんです。でも、「これじゃあ合格ムリだよね」って言ったら大発狂して、「ならどうしたらいいんだ!」ってワーッと言い出して、それを牧さんに相談したら、授業の最初に「何のために勉強するのか」というお話をしていただいて、本人もそれが腑に落ちたみたいですね。
■お子さんのもともとの意識はどのようなものでしたか?
なんとなく合格するだろうっていう考えを持っていたんですね。今までまったく勉強していなかったので、それに比べたら彼の過去比ですればまあまあやってる方だったので、「まあ合格するでしょう」みたいに思ってたみたいですね。
■牧さんだったからこそできたってことは何ですか?
勉強に対する意識っていう「何のために勉強するのか」とか、私としては一番わかってほしいってことを言葉にして息子に伝えてくれたっていうのはすごく大きな点です。他の家庭教師の方とはぜんぜん違う点だと思います。
■他の家庭教師の方への不満はありましたか?
スペックの高い人たちばかりで、慶応の学生さんに来てもらったりとか、みなさん頭はすごくいいんですけど、勉強を楽しいって思ってほしいと思っていたんです。でも、その時は楽しくはやっているんですけど、そこで終わり、「楽しかった、終わり」っていう時間だけでしたね。意識が変わったりってことはなかったし、悪い方ではなかったんですけど変化が無かったですね。
■記憶に残るようなエピソードは?
彼自身は牧先生に対して話すことはなかったんですけど、宿題はきちんとやっていましたね。あとは大発狂した時の話ですかね。それまでは私しかなだめられなかったし、私なりに勉強の意味を伝えようとしてきたんですけど、うまく言葉にできないし、子どもも母親の言うことだしっていうところを、きちんと言葉にして彼に伝えてくれたっていうのがすごく大きかったですね。ただただ偏差値を上げるためだけの勉強ではなく、っていうのが少し伝わってくれたのかなっていうのがあります。
■振り返ってみて一番大きな変化は?
テストに対する取り組みが、地に足がついたっていうか、目標意識をはっきり持てたっていうことかな。たぶんボヤってしていたと思うんですよね、中学受験とか勉強するとか。でも具体的にはできてなかったところをいろいろお話をしていただいたことで、彼の中でしっかりイメージできた、現実としてリアルに感じることができたっていうのが大きな変化かな。実際にテストを受ける時にも「自分は合格するためにこのテストを受けているんだ」っていう「やるんだ」っていう意識づけができたんじゃないかって思います。
■牧さんにお願いしてよかったなーと思うことは?(総括的に)
長い経験から戦略であったりHOWTOっていうのは確実に持っていらして、子どもとか目標設定に合わせてやってくださるところもよかったですけど、子どもを長いスパンで見るようにしてるってことをおっしゃっていて、中学受験はそこにありますけど、子どもの人生はこれからも続ていきますし、中学受験も大事ですけど、ここで終わりじゃないって考えを持っていたので、素晴らしいなって思っていました。
でも母親としては受験が近づいてくると合格してほしいっていう、ついつい視野が狭くなってしまうので、牧さんが長いスパンでっておっしゃっていただけるので私も意識を戻せるっていうところが良かったです。
■お子さんにはこれからどういう風に育っていってほしいですか?
そもそもボーッとしていてお勉強できるタイプじゃなかったので、早い段階でいい大学にいっていい企業に就職するってっていう価値観で彼を見るのはやめようって思っていました。
彼が自分で考えて人生を切り開いていける、どういう状況にあっても自分で自分を幸せにできる、そういう子どもになってほしいです。自分で考えれる大人になってほしいですね。質問力とかコーチングもそうですけど、自分で問える人になってほしいです。
■牧さんをおすすめしたい人はどんな方ですか?
もちろんお勉強のできる子どもだとどんどん伸びていくでしょうし、できない子でもその子なりの成長を促してもらえると思いますので、どなたでもおすすめできるんですけど、逆にお母さんが悩んでいたりする人にいいじゃないかなって思います。
長いスパンで成長を見るっていうスタンス、母親ってどうしても子どもの出来が悪いとか、悪いことをすると自分がいけないんだって自分をせめて、もっと頑張らなきゃって頑張るお母さんが多いと思うんですけど、そこでもっと長いスパンで子どもの成長を見ていいんですよって言ってくださる方がいたら、お母さんにとってすごい助けになると思います。
基本、私は勉強できるできないで子どもを見るのはやめようって思っていたので、比較的スムーズに自分でコントロールはできていた方ではないかと思うんですけど、どうしても常に近くに子どもがいるので、心配だったり不安だったりすることはあるので、そういう時に引き戻してもらえるのはよかったと思います。
■コーチングを受けられる前に、コーチングはご存じでしたか?
名前は知っていましたが、詳しくは知らなかったです。コーチングっていう、自己啓発的なそういうものなのかなって思ってました。
■コーチングを受けようと思った理由は?
名前は知っていたので興味あるなっていう、世の中でもコーチングコーチングって言われていましたし、ちょうどいい機会だなっていうのでお願いしました。
■受けられて見てどうでしたか?
質問に答えるんだって。「すごい考えさせられてるなー」っていう。普段そんなに頭の中でモヤモヤって考えているけど、具体的に質問されて言葉に出して答えるって、本当にすごい考えさせられてるーっていう感じだったんですけど、なんかハッキリしますね。もやもや感が。なので、そういうクセがつきますよね。普段生活していてモヤモヤってしてもそこに引き込まれないっていうか、別の視点から見れるようになってきたって感じることがあって良かったなって思います。
■印象に残っている質問は何ですか?
結構全部考えさせられた気がするんですけど。ただ意外に考えさせられてしゃべることって嫌いじゃないんだって発見がありました。
■どういう場面で活かしていきたいですか?
まずは自分に対して、感情がざわついたときとか、アレって感じた時にそれをそのままにするんじゃなくて、これは何だろうって客観視して、飲み込まれそうなときにグッと引き戻してくれる役目っていうか。
なので、それって子育てに関して結局は子どもに対する自分の反応が、そのまま出してしまうとそこまでですけど、客観視して出すのでは変わってくると思うので、それはすべてに役立っていくのかなって気がします。
あと、自分はまとめるのがすごく苦手なんだなって思いました。
■まずは受験を終えられ、合格されたこと、おめでとうございます。合格された今の気持ちとか、合格された時の状況をお聞かせいただければと思うんですがいかがでしたか?
家族でホットしていて、息子に至っては伸び伸びとしすぎている感じです。私の気持ちとしてはホッとしました。改めて思ったのは割と早くから中学受験って本人が言い出していたので、私の中でも中学をどこに進むのかっていうのが思っていた以上にウエイトを占めていたんだなって。それが長い年数をかけて重荷になってたわけじゃないですけど、気がかりの一つになっていたんだなっていうのをすごく実感をし、今まさにそのことから解放されているという。
向こうしばらくはそのことに気を取られずに、ただただ純粋に息子が学校生活を楽しんでくれればいいなという風に、そっちに気持ちを向けられるなって感じているところです。
■お母様の表情からもほっとした喜びみたいなものがすごく伺えるんですけれども、ちなみにお子さんはどうですか?合格されてからは
息子にどうって聞いたら「本当によかった」って、これで好きにもできるし、やっぱり受験のために勉強しなければならないっていう状況だったと思うので、決して勉強が好きだったので勉強したわけではなくて、目的があってその勉強をしなきゃいけないから勉強するってところだったと思うんで、やはりそのことが占めていた部分があると思うんですが、本当にそのことから解き放された訳じゃないですけど。
先日すごく印象的だったのが、学校から帰ってきてお友達と遊びに行く約束をしたので、遊びに行く準備をしながら思わず部屋の中で息子が「楽しいーっ」って叫んでいたんですね。それで「ああ、すごく本当に楽になったというか、もう自分の目的は達成できたんだっていうところがすごく大きいんだな」っていう風に思いました。
■やっぱりお子さんの中でもプレッシャーがあったんでしょうかね?
プレッシャーなのかな、結構そこら辺がマイペースな子なので、プレッシャーっていうよりかはとにかく早く終わらせたいっていう気持ちの方が。とにかく早く終わらせて友達と遊びたいっていうのが大きかったみたいですね。そういうタイプの子です。
■家庭教師を探されてた理由っていうのはどういったものだったのでしょうか?
最初は集団塾にずっと通っていて、お勉強に関しては、私が関わってしまうとどうしてもイライラしてしまい、余計なことまで口出しをしてきつくあたってしまうので、主人が間に入ってくれて「お勉強のことについては僕が見るよ」って主人が言ってくれたんです。
けど、息子と主人とでお勉強を進めていく姿も、調子がいい時はいいんですけど、だんだん芳しくなくなってくる状況を見ていると、お互い一緒に過ごす時間がつらそうだなとか、主人もプロではないので、息子がわからないところをどう教えてあげたらいいのかわからない状況をそばで見ていて、ちょっと辛いなって思った時に、すがわらりょうこ先生と言う家族でお世話になっている先生がいらっしゃるんですが、相談した時に「ぜひそれはプロの家庭教師に見てもらった方がいいし、お任せしたほうが家族にとってもいいよ」っていうお話を聞いて、そういうことであればそういう手助けをツールとして、それも一つだなっていうのがきっかけです。
ただ先生にお願いするにあたって、ここだけは最低限お願いしたいなって思ったことがありました。息子がどうしても今まで勉強を積み重ねてきた中で、とにかく算数で悩んでいたんですね。すごく算数に対する苦手意識があって、息子なりに真面目な息子なんですが、ちゃんと遊びにも行かずにちゃんと机に座って向かってはいるんですよね。でも、ぼーっとしている時間がすごく多かったり、果たしてどれだけそれが有意義に過ごせているのかな、とか思うとちょっと辛いことの時間の方が大きいと言うか、あまり意味をなしていない時間が多いなって思っていました。
なので、学ぶことが全然楽しくないと言うか、勉強することがちっとも楽しくないし、ただただ辛くなっているように思えたので、最低限学ぶ事ってそんなに辛いことでも(しんどいこともあるだろうけど)それだけじゃないんだってことと、正しい学び方を今ここで身につけてくれないと、ただ答えを覚えるとかいうのではなくて、今正しい学び方を身につけてもらって受験の結果が良くても悪くてもそこではなくて、その先に繋がるような学びへの向き合い方を見つけて欲しい、そういう先生をお願いしたいと思っていたんですね。
で、りょうこ先生にご紹介いただいたのが牧先生で「どうだろうか?」っていうところでご紹介いただいて、お時間も空いていたので是非お願いしたいなっという風な感じでした。
■すがわらりょうこさんという共通のお知り合いがいらっしゃったんですね。ちなみに塾に行きながら勉強されてたってことなんですけど、お話をお伺いしていて塾の方が機能していないように聞こえたんですが、その辺りはお母さんとして見ててどうお感じでしたか?
正直主人が全部間に立って主人主体で動いてくれていたので、私は本当に傍から見ているだけなんですが、特に算数はどうやらお客様状態になっているなーっていうことと、そのことに塾から何かフォローがあるかって言うとやっぱりそういうわけでもないし、息子の方もそのことに対して何か働きかけているかって言うとそういうわけでもない。
やっぱり小学生なので自分からそのことに働きかけるってすごく難しいことだと思うんです。なのでできれば塾の方から働きかけてくれると嬉しいなって思うんですが、いかんせんそこのところは見えないことなので、実際どんな風に過ごしていたか分からないんですが、おそらくお客様状態になっていたんだろうなっていう風に思います。
後半になってくると過去問だとかやって提出したりするんですけども、先生によって丁寧にコメントを書いてくれる先生もいたり、ここは気をつけようねっていうのがあるんですけど、教科によっては「本当に先生は見てくれているのかどうかわからないな」っていう、ハンコが一つポンと押してあるだけっていうことの方が多かったので、こちらの家庭の要望としてもときどき塾側にお伝えしたりするんですけど、そのことについて満足いく対応してもらえたかと言うとそうではなかったなっていう風には感じます。もう本当に集団塾は自分次第なんだなって実感しました
■結果として現れてこなかったっていうところもあるんですかね?
それもあると思います。算数は牧先生にお願いしてから「塾の算数は取っている意味がないだろう」ということで算数は辞めたんです。なので残りの3教科だけ塾でお願いして、算数は牧先生にお願いして、という形をとっていました。それで直前の正月特訓とか冬休み特訓だけ塾に算数をお願いしてっていう形をとっていました。
■すがわらりょうこ先生から牧さんを紹介されて、最初は体験授業など受けられたんでしょうか?
一度体験授業を受けて、やっぱり子供との相性もあると思うので、あと雰囲気とかあると思うので「どうかな?我が家としても家庭教師の先生をお願いするのも初めてなので、何を基準に先生にお願いしよう?」とかというのがまるで分からなかったので、体験授業を受けたとしてどうしようかっていう思いもあったんです。
けど、私の中で決定的だったのは、体験授業を受けたその日に息子の部屋から弾むような声で「分かったー」っていう声が聞こえたんですね。それは今まで聞いたことがなかったので、「あ、もうお願いしよう」と。それで牧先生がきっといいだろうなって。
本人の、今牧先生と出会って「分かった」っていう感覚はきっと大事にしたほうがいいだろうと思ったので、「これはお願いしよう」と思いました。お願いした時期もだいぶ遅かったので「ここを逃してはならない」って言う思いもありました。
■体験授業を受けてる最中に声が漏れてきたんですか?
はい、そうなんです。確かその時主人と「えっ!?」ていう感じで思わず顔を見合わせるような、「あっ」ていうのがありましたね。で、終わった後も息子の表情も明るかったというか、清々しい顔をしていたので、「良い時間を過ごせたんだな」っていうのがすごく感じました。
■牧さんに来ていただいて体験授業を受けられて、その時の牧さんの最初の頃の印象ってどういったものでしたか?
すごく穏やかで物腰が柔らかく「お優しい先生なんだろうなー」って。玄関を開けて初めてお会いした時から、お優しい先生なんだろうなーっていうのをすごく感じました。
■逆に不安だったこととかありましたか?
割と私は息子の声を聞いて「あー、もうお願いしよう」っていう気持ちがあったので、さほど意外と私自身には不安に思うことはなかったです。すごく優しそうな先生だし、息子はあたりの柔らかい方が好きなので、息子とも合うだろうなって思っていたので、私自身はあまり最初から不安はなかったです。
ただ主人に話を聞いてみたら、牧先生がどうのというのではなくて、家庭教師の先生にお願いすること自体に「本当にどうなのかな?」って言う思いはあったようです。どこまで注ぎ込めばいいのかということとか、どのくらい利用すればいいのかとか、やはり経験がないことなので、果たしてそれが合っているんだろうかとか、そういうのがあったみたいですね。
■先ほどからお母さんは「分かった」っていう一言で決めたっていうことだったんですけれども、その一言で決めたって大きなことだと思うんですけど、決断としてはその時のお気持ちとかを具体的に教えていただいてもいいですか?
率直に嬉しかったんです。息子がそう思ってくれてたことが嬉しかったんです。ちょっと見ていて私が「心苦しいな」ってずっと思っていたので、算数が苦手なことがすごく彼を苦しめているなーとか、お父さんと勉強していく中で、教えてもらっているのに分からないとか、主人も「うまく教えることが出来なくてどうしよう」って頭を抱えているっていう状況がずっと続いていたので、純粋にそれをどうにかしたかったんです。
もちろん受験に合格して欲しかったんですけど、それよりも何よりも以前に、その状況をどうにかしたかったっていう思いが強かったので、そこをどうにかクリアしないと受験する意味はないだろうなっていう風に思っていたので、とにかくそれは嬉しかったです。
■ご主人は仕事を終えられてからお子さんの勉強をみるっていうことなんですか?それは相当大変だったと思うんですが?
すごい大変だったと思います。私にはできないことなので尊敬します。お仕事がある時にはお仕事終わってからですとか、自分の仕事を後回しにして息子の勉強に付き合ってから自分の仕事をしたりですとか、主人なりに教えるための勉強をしているんですよ。なので本当にすごいなと思って。休日もずっと息子につきっきりで付き合ってくれて。
受験前にはコロナの緊急事態宣言も出てたので、お仕事もだいぶセーブして、もう本当に付きっきりで朝から晩まで息子のスケジュールを見ながらですとか、本当に私にはできないことです。すごくありがたかったですし、本当に尊敬しかないです。
■ご主人からポロッと「こういうのが辛いんだよな」っていうお言葉はありましたか?
よく聞くのは「息子がなぜ分からないのが分からない」っていうことですね。自分は分かるので、どうしてそこが分からないのかが分からない、だからどうやって教えたらいいのかが分からないっていうのが主人としては大変だったり、辛いだろうなっていうようなところでした。それはよく聞きましたね。
■それだけのお気持ちがあるのに分からないっていうのはつらいですよね。牧さんにお願いして一番大きな変化ってどういったものがありましたか?
息子に関しては、今日インタビューがあるからと思って、息子にどうだった?って聞いてみたんですけど、牧先生が来てくれた前と、来てくれた後と、何がどう変わった?ってお話をしてたら、すごく印象的だったのが、「牧先生が来てくださる前は算数が分からなくてとにかく嫌だったけど、やらなきゃいけないし、でも分からなくて、どうしたらいいのかも分からなくて、どうすればいいんだって思っていた」と。で、その話を聞いて「そこまでだったんだ」「そこまで自分が頭を抱えてしまうようなものだったんだな」っていうのがわかったんですけど、牧先生が来てどうだった?って聞いたら「分からない時に、どうしたらいいのかが分かった」っていう。それはすごく大きいなって思って、分からないからそこでおしまいっていうんじゃなくて、分からないからどうしようかっていうのができたって聞いた時に、すごく私にも大きくて、すごいこと教わったんだなっていう風に感じました。
毎週土曜日に来て頂いて、1回3時間なんですけど、もうとにかく「3時間があっという間だった」って言ってました。「すごく算数は苦手で嫌だったんだけど、牧先生に教えてもらえると分かるし、楽しかった」って。
「分かった」って時に気分に爽快感があって、達成感があって、嬉しかったって。それがテストだったりとか模擬試験の結果に出るから、それも嬉しかったって言ってて、本当に良かったなと思って。
分からない時にどうしたらいいのか分かったっていうのは、すごく大きい気がしたので、最低限それだけでも忘れないようにしなさいっていう話をしたんです。
それがすごく大きな変化です。いつも牧先生がいらっしゃると、すごくお部屋から漏れてる声が楽しそうなんですよね。すごく嫌いな算数をやっているはずなのに、すごく楽しそうな和気あいあいとした雰囲気と声が聞こえてくるので、すごく安心しました。いい時間が過ごせているんだなって。
3時間って大人でも結構な時間だと思うんですけど、それを「あっという間」「もう終わっちゃった」っていう感じになるのは、やはりそこはさすが牧先生がプロの先生であると同時に、牧先生が息子に合わせて教えてくださっているからなんだろうなーっていうのを感じました。
で、主人の方も牧先生に来ていただくことによって、私から見た感じでは、前みたいに頭を抱えることが格段に減っていたし、分からないことを親子で突き詰めるのではなくて「じゃあ、ここは牧先生に聞こう」と主人が引くことができるんですよね。
で、主人にとっても選択肢が増えたし、主人にとっての逃げ道というか、牧先生にここは教えていただこうって、主人が頼る場所が出来たっていうのはすごく大きな変化ではなかったのかなと思います。
なのでそれがあったからこそ、良好な関係を保ちながら受験日を迎えることができたかなという風に感じています。で、主人にそのことを聞きましたら、私は母親だからか関係性とか雰囲気に目がいきがちなんですけども、主人としては物理的に算数のウエイトをすごく占めていたので、とにかく算数が苦手だったので、他の教科を教えることが全くできなかったんです。とにかく算数を教える時間に取られていたので、そこを牧先生にお願いすることができたっていうのが、負担を減らすことができたんです。その分、他の教科に費やすことができたっていうのが本当にありがたかったっていう風に言ってました。
■算数の手が離れても他の教科を教えていらっしゃったんですね!「算数の手が離れたから自分の仕事に」っていうことじゃなかったんですね。
社会とか理科とか教えていましたね。国語については主人は「僕も苦手なんだよ。君の方がよくできるんじゃないか?」って言ってましたけど、私は関わらないからって。全部主人が請け負ってくれて、私はその他のことでっていう感じでした。主人は本当にすごいと思います。
■先ほどお母さんからお子さんに「こういった経験を忘れないでね」っていうお声かけがあったんですけれども、この中学受験でお子さんに学んで欲しかったことは何でしょうか?
やはり学ぶことの姿勢、どう学んでいくのか、分からないことがあった時にどうそれに立ち向かっていくか、それと学ぶことが苦では無いと言うか、やっぱり辛い部分とかしんどい部分があると思うんですけど、それでも学ぶことでこれを得られたとか、良かったとか、楽しいっていう部分を知ってほしかったですね。
いわゆる今まで何となく積み上げてきた学び方って、おそらく正解か不正解かって言うと、きっと不正解の学び方だったんだろうなっていうのをなんとなく肌で感じていたので、そうではなくて、楽しい学び方を身に着けてほしかったです。受験が終わったから「はい終わり」ではなくて、その先に自分の力となるような学び方を身につけてほしかったです。
そのために中学受験をさせるのであれば意味があると思っていたので、そうではないのであれば中学受験は私は反対したと思うんです。そこが私の中で大きなメインだったと思います。
■今は漠然としているかもしれませんが、お子さんにはこういう大人になってくれたらいいなって思っていらっしゃいますか?
自分が夢中になれるものを見つけて欲しいと思いますし、見つけた時にそれに向かって楽しみながら突き進んでいけるような子にはなってほしいかなって思います。今回の経験が土台になると思うんですね。息子がそれを手にすることができたのはすごく大きいなって思います。
■改めて、牧さんにお願いして良かったなーって思う部分はどこでしょうか?
息子に合わせて組み立てくれたのはありがたかったですし、私たち両親に対して決して否定的なお話をされないんですね。いつも息子のいいところを話してくださるんです。「こんなところはいいんですよ」「こんなところができてるんですよ」「ここが繋がってないみたいですけど、こうすれば繋がるんですよ」っていう。
牧先生によって親としても自信をつけられたと言うか、不安にならずに済んだのは牧先生のおかげだなっていうのはすごく思います。
なので授業が一週間空いたりとかして、「ちょっとここのところができないね」とか「大丈夫かな」とか不安になったりすることもあるんですけど、牧先生の授業を終えて息子の姿を見て「大丈夫だな」っていう風な自信を親にも与えてくれるって言うのは牧先生の素晴らしいところだなっていう風に思います。
親としても我が子を否定的に見なくて済むというか、改めて息子の良いところにフォーカスするようにしてくださると言うか、おそらく計算なのか自然なのか分からないですけど、そんな風でした。
そこはすごく牧先生にお願いしてよかったなっていう風に思います。さすがプロでいらっしゃるなって思うのは、授業の進め方ですとか、息子がこういうところが弱いっていうところをすぐに組み立てて対応してくださるところで、本当に安心してお任せすることができました。
今回、我が子の中学受験の相談で、初めてセッションを利用させていただきました。
子供たちは、年長、年少とまだ小さいのですが、我が家の地域では、中学受験が主流で、小学校1年生から塾通いすることも珍しくないという話しを多く聞き、漠然とした不安を抱えていました。
そんな時、いつも楽しみに読んでいる牧先生のメルマガで、牧先生のセッションが受けられることを知り、迷わず申し込みました。
ご相談させていただけ本当によかったです!
まだまだ時間があると思っていた中学受験ですが、住環境を含めて考えること、準備することが多く、早めに情報収集を始める、考え始める、夫婦で話しをするこの大切さを実感しています。
中学受験の実態や、メリット、デメリットは本当に様々で、セッション中に教えていただいたことは初めて聞く話しばかりで、終始メモを取り続けた1時間でした。
例えば、
・住む場所に大きく影響を受ける
・塾が言うことは塾にとって都合の良いことである場合もある
・中学受験には向き不向き(その時点での子供の成熟度)が関係する
など。
牧先生をお話ししていると、子供たちをみていただきたくなって(笑)
現時点での子供の特性、向き不向き、傾向などを分析するセッションを行っていると聞き、早速お願いしました。
子供たちには「遊んでくれる先生が来るよ」とだけ伝えていたのですが、牧先生の膝の上に座ったり、「もっと遊ぼー」と懐いて、楽しい時間を過ごしておりました。
当日は、牧先生が持参くださった教材を使いながら子供たちと遊んだ後に、夫と私に解説というか、詳しいお話しをしてくださいました。
親が気づけていなかった子供たちの「こんなところを、こんな風にすると伸ばしてあげたらこの子らしさが伸びる」ということを教えていただき、とても実りある時間となりました。
夫とも「牧先生と知り合えてよかったね」と話しています。
牧先生は、偏差値の高い学校に入ることだけを目的にされているのではなく、その子一人一人の特性を見つけ、伸ばし、その子らしく、幸せに育つことの中で『受験』を位置付けられている印象を受けます。
受験が終わればゴールではない。
むしろそこからがスタート。
子供はもちろん、子供の将来を懸命に考える親に伴走してくださる牧先生の存在を、一人でも多くの親御さんに知っていただきたいです。
田中有雅(たなかゆか)