早慶高校の難易度

早慶高校の難易度はどうやって調べたらいいのでしょうか?

偏差値で調べようとしても、実は受験母体や模試の出題傾向が違うと、まったく的外れなデータになってしまうんです。

そこで、様々な角度から早慶高校の難易度をわかりやすく説明したいと思います。

 

 

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目次

1.偏差値から見る難易度

難易度を考えるときには、まず偏差値で見る方は多いのではないでしょうか?そこで、まずは模試の偏差値をもとに難易度を見ていきたいと思います。

【私立V模擬】
私立V模擬は60年以上の伝統を持つ模試で、年間延べ38万人が受ける首都圏最大級の模試になります。

私立V模擬では、慶應義塾高校、慶應女子高校、慶應義塾志木高校、慶應湘南藤沢高校、早稲田大学高等学院、早稲田実業高等学校、早稲田大学本庄高等学院の早慶高校8校はいずれも偏差値70以上で表示されています。

偏差値70以上の難易度で表示されているということは、私立V模擬では測定できないということでしょうか。

【駿台模試】
駿台模試は大学受験の方が有名ですが、高校受験の模試も実施があり難易度は高い模試になります。

どのくらい難しいかというと、中学受験の経験がなく公立中学校での勉強しかしたことがない普通の生徒の場合は100点満点で30点になってしまうようなテストです。

そのため受験層も中学受験経験者や最難関高校の受験希望者などになっています。

駿台模試での偏差値は高い順に、

慶應女子高校が70、早稲田実業高等学校、慶應志木高校が66、早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院が65慶應義塾高校が64、慶應湘南藤沢高校が62となっています。

駿台模試では偏差値がしっかりと表示されていますので、早慶高校の難易度をはかるには駿台模試は適しているということができます。

偏差値で難易度を見るのはじつはとても難しく、出題傾向が入試と模試でずれがあった場合や受験母数に大きなずれがあった場合には正確な判定はできません。

例えば都県立向けの模試で偏差値72が出たとしても、早慶高校では出題傾向がまったく違う上に受験母体も違うので、合格可能とは言えないんです。

ですから、都県立向けの模試を受けて高い偏差値が出たからと言って、志望校に安易に組み込むのは控えることをお勧めします。

早慶高校の受験を考えているのであれば、駿台模試や早稲田アカデミーの早慶オープン模試の結果などを難易度の判断基準にしてください。

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2.定員から見る難易度

模試の偏差値からの難易度がわかりにくいと思うので、実感としてわかりやすい人数からも検討してみたいと思います。

首都圏の中3生は約28万人います。一方早慶高校の定員の合計は約1470人です。

内訳は慶應義塾高校の定員が約370名(帰国・推薦を含む)、慶應女子高校100名(推薦を含む)、慶應義塾志木高校が約230名(帰国・推薦を含む)、慶應湘南藤沢高校20名(帰国枠・全国枠)、早稲田大学高等学院が約360名(推薦を含む)、早稲田実業高等学校120名、早稲田大学本庄高等学院270名となります(2019年現在)。

早慶高校の定員が1,470人。首都圏の中3生が280,000人なので計算すると

1,470÷280,000=0.00525

約0.5%です。1000人に5人。200人に1人という難易度です。

首都圏の中学校1校あたりの平均生徒数は約400人。

400人÷3学年=1学年約133人になりますから、単純に計算すると中学校の学年トップの2人に1人が合格する計算になります。

逆に言えば中学校の学年トップ程度では受からない難易度だと言うことができます。

一方面白い比較対象があります。それは甲子園のベンチ入りの人数です。

甲子園のベンチ入り人数は1チーム18人です。夏の甲子園の出場校数は全国47都道府県に東京都と北海道のみ2枠あるので49校になります。

18人×49都道府県=882人 全国の高校野球の部員が15万人

882人÷150,000人=0.00588

約0.6%です。1000人に6人になります。

首都圏中3生に対する早慶高校の定員の比率が0.5%、全国高校球児に対する甲子園のベンチ入りの比率が0.6%です。このことから、実は早慶高校に合格する難易度は、高校球児が甲子園でベンチ入りする難易度よりは難しいことがわかります。

甲子園に出るような選手は、あきらかに野球中心の生活を送っていますよね。やはり早慶高校に合格するような生徒は早慶高校受験勉強中心の生活を送っています。

「部活をやりながら早慶高校受験をしたい」「習い事をしながら早慶高校受験をしたい」という相談も私のところに来ますが、この数字を見るとそんな甘い難易度ではないことがわかると思います。

ちなみに定員から見た偏差値を推計すると、偏差値75が0.62%で161人に一人、偏差値76が0.47%で214人に一人となりますので、偏差値75~76の難易度と言えるでしょう。

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3.入試問題の難易度《数学》

早慶高校入試では、そもそも中学校の学習範囲外の問題が出ます。

私は数学が専門なんですが、パッと思いつく定理公式だけで、メネラウスの定理、チェバの定理、方べきの定理、解と係数の関係、確率でのコンビネーションやパーミテーションなど、公立中学校では習わない範囲が普通に出題されます。

また、計算問題でさえも、公立中学校での勉強しかしたことがない生徒では1問も解けなくてもおかしくありません。

公立中学校での定期テストで70点の点数を取るような生徒であれば、0点になってしまうような難易度になっています。

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4.入試問題の難易度《英語》

英語に関しては単純に比較できるのが、英単語になります。

公立中学校のカリキュラムで学ぶ単語数は約1,200語になります。これに対し、都県立高校受験に必要な英単語数は2,000~2,500語程度と言われています。

しかし、早慶高校受験を考えるなら、英単語は最低でも3,500語は欲しいところです。

単語数でみると早慶高校受験に必要な難易度は、公立中学校の定期テストの3倍、都県立高校入試の2倍弱の力が必要になります。

イディオムも800~1000は確実に習得して欲しいところです。

さらに、特に意識しておいてもらいたいのは、「読解力」になります。入試までに600~800語の長文を10分前後で読解が完了する「力」を身につけて欲しいところです。

早慶高校の英語の長文は2000語程度のものが出題されます。

都県立高校入試の長文が600語~800語であることを考えると、長文の読解力も2~3倍の難易度ということができるでしょう。

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5.入試問題の難易度《国語》

早慶高校の国語を考えた時に、都県立高校との一番の大きな違いは古文・漢文の勉強が必要になることです。

都県立入試でも古文や漢文が出題されることはありますが、現代語の対訳がついていたり注釈が充実していたりするので、そんなに知識は必要ないんですね。

ところが早慶高校入試に必要な古文・漢文の力は、しっかりと文法なども理解しておく必要があります。

また、読解問題も評論、論説などが哲学的な難解なものが多く出題されます。

国語力というより抽象的な思考能力があるかどうかを試されているような出題になっているんです。

難易度でいうと大学のセンター試験の国語が解けるぐらいの読解力は必要になります。

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6.まとめ

早慶高校の難易度について書いてみました。

人数でいうと200人に1人のレベル、中学校で学年トップは当たり前のレベルですね。

偏差値で単純に難易度を表すことはできませんが75~76のレベルということができます。

カリキュラム内容から難易度を見ると、公立中学校の勉強を100%習得していればいいというレベルではないことがわかります。

私の体感ですが、定期テストが100点取れる学力の3~5倍の力は必要だと感じています。

ですから、塾や家庭教師など、早慶高校専門のコースがあるところで勉強をしなければ合格はかなり難しい難易度と言えます。

勉強の開始時期としては中1からが望ましのですが、中2の夏休みには初めて欲しいところです。正直なところ中2冬期講習からでは手遅れという感じになってしまいます。

ではまた

 

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